参画初日に渡されたのは、赤く染まったバグ一覧と、すでに二度延期された納期でした。いわゆる炎上案件。逃げ出したくなる現場でしたが、この数ヶ月で最も成長できたのも事実です。燃え尽きずに乗り切るために効いた立ち回りをまとめます。
まず「火元」を見極める
炎上の原因は、たいてい技術ではなく意思決定の停滞にあります。誰が何を決められないから止まっているのか。コードに手を付ける前に、詰まりの構造を把握することが最短の消火です。
自分のタスクを"見える化"して盾にする
混乱した現場では、あらゆる依頼が飛んできます。着手中・待ち・完了を常に可視化し、「今これをやると何が止まるか」を示すことで、無理な割り込みから自分を守れます。
できない約束をしない勇気
その場をしのぐために安請け合いすると、翌週さらに火が大きくなります。「ここまでは今週、残りは来週」と正直にレンジで返すことが、結局は信頼を守ります。
回復の儀式を持つ
- 定時で一度PCを閉じ、15分歩く
- 寝る前は障害対応のSlackを開かない
- 週末はコードから離れる時間を必ず作る
得たもの
炎上を一度くぐると、多少の無茶では動じなくなります。危機の中で優先順位を決め、期待値を調整し、助けを求める——この胆力こそが、単価にも直結する市場価値になりました。